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十五……十四…………。
残り少ない階段をゆっくり昇っていく。
八…………七…………六…………。
階段を昇ったその先にある鉄製の冷たい扉を開けると、そこにはこの町で最高の景色があるはずだった。
三……二………
………………一。
俺は冷たいドアノブに手をかけ、ゆっくりと重たい扉を開けた。
そこにはいつも見慣れた最高の景色ではなく、いつもと違った景色があった。
今思えば、俺の初恋はあの時だったのかもしれない。
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