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[眠るシュラ]
[出雲をちらちらと見つめる燐]
燐
「お前…俺が怖くねーのか?」
出雲
「…ハッ あんたが?
怖くもなんともないわよ。
あんたは知らないんでしょーけど、この世界に悪魔と人間の血縁者はざらにいるの!
むしろ祓魔師(エクソシスト)には多いんだから」
燐
「…そっ、そーなのか!?」
出雲
「一般常識よ」
燐
「でも…じゃあ俺は…」
出雲
「…つまりあんたが問題なのはサタンの息子ってことだけなのよ。
騎士団だってサタンの息子が仲間に入るのが損か得か量りかねてるから、あんたをまだ殺さないんじゃない。それだけのことよ。
たかがそれだけのことにバカみたいに いっちいち大騒ぎなんてしてられないわ!」
燐
「…まゆげ…!」
出雲
「まゆげ!?」
燐
「俺を励ましてくれてんのか…」
出雲
「は!?」
燐
「やっぱお前って良い奴だな!」
出雲
「ちょっ…何でそーなんのよ!違うわよ!ていうか何よまゆげってあだ名!?
あたしは神木出雲よ!」
燐
「ありがとな出雲」
出雲
「…きっ、気易く呼び捨てにしないで!!!!」
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