心の声

2/5
1人が本棚に入れています
本棚に追加
/18ページ
もう、朝か・・・ 私は目覚めると大きく伸びをした。 それから身を起こすと、ベットから降り、リビングへと向かう。 今日は祝日であり、勤めている保育園は休園だった。 歩いていると 一瞬激しい頭痛に襲われた 「またか・・・」 私はあの日からこの頭痛に悩まされている。 忌ま忌ましいあの日から6年が経つ。 あの日から始まった悲劇の中、私を支えてくれた母は、2ヶ月前に脳梗塞でこの世を発った。 もともと母子家庭であり、この家に住むのは私一人である。 ふと、私は廊下の天井を見上げる。 天井には幼子の顔ような木目があった。 私はもう、大人の顔を見れない。。。 私は自分の運命を呪った。
/18ページ

最初のコメントを投稿しよう!