少女との出会い

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少女との出会い

遥歌『ー……っ…!?』 どさっ!! 遥歌『っ!?』 謎の少女『…到着。』 遥歌『いったぁ…。』 (お尻、ぶつけた…。…、というか、私…今どうなったの!?急に周りがゆれてー、目眩がしてー…。) 遥歌『…って、…ここどこ!?』 謎の少女『遥歌の住んでる町の、商店街。』 遥歌『商店街!?』 (…ってことは何!?私、あの屋敷から商店街まで瞬間移動しちゃったの!?) 遥歌『…嘘でしょ…。…ありえない…。』 謎の少女『嘘…じゃない。本当。私は嘘なんかつかない。』 遥歌『…。』 (この子は何者なの…?あ、そういえば名前知らない。) 遥歌『ね、ねぇ。名前…なんていうの?』 謎の少女『…、な…まえ?』 遥歌『うん。…ないの?』 謎の少女『…私の頭の中にプログラムされてない。』 遥歌『え?プログラ…?』 ?『メイー!』 遥歌『?』 私たちの後ろに、大きな声で名前を呼んでいる男の人がいた。 (私と同じぐらいの年齢かな。…結構イケメン…。) ?『!!メイ!』 遥歌『え?』 大声で叫んでいた男の人が、方向をかけてこっちに走ってくる。 遥歌『えっ!?』 ?『ここにいたのか、メイ!急に瞬間移動するからびっくりしたんだぜ。』 メイ『…ごめん、カイ。』 遥歌『え?…メイ?』 カイ『え?…誰だお前。』 遥歌『…わ、私は凰ノ坂遥歌よ。』 カイ『凰ノ…?…あぁ、こいつが…。』 遥歌『え?』 カイ『いや、何でもない。…俺はカイだ。よろしく。』 遥歌『え、えっと…』 カイ…君か。 遥歌『よ、よろしく。…カイ…さん?』 カイ『呼び捨てでいいよ。俺もお前の事呼び捨てで呼ぶし。』 遥歌『あ、じゃ…じゃあ、…カイ。』 カイ『…ん。』 メイ『…二人、仲良しになった?』 遥歌『えっ?な、仲良し…?』 カイ『あ、こいつはメイ。まだ自分の名前覚えられないらしいんだ。』 (え、たった二文字なのに?) カイ『いや、覚えられないというか…、自分には名前がないと思ってる、っていうか…。』 遥歌『??』 カイ『ま、とにかくメイだ。よろしくな。』 メイ『…。』 遥歌『よろしくね、メイちゃん。』 メイ『…メイちゃん?』 遥歌『うん。あなたの名前でしょ?』 メイ『…、あなたの、名前…。…私の名前?』 遥歌『うん。』 メイ『…、…遥歌、よろしく。』 遥歌『よろしく。』 カイ『……。』
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