少女との出会い

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遥歌『…メイちゃ…。』 メイ『私は、一度も笑ったことがない。…泣いたことも、ない。』 遥歌『…嘘。』 メイ『嘘じゃない。』 遥歌『…。』 メイ『…。』 遥歌『…笑えるよ。』 メイ『え?』 遥歌『笑って、メイちゃん。』 メイ『………。』 遥歌『メイちゃんなら、きっと笑えるよ。笑顔になれる。』 メイ『…。』 カイ『…。』 遥歌『…。』 メイ『…笑って、何かいいことがあるのか?』 遥歌『あるよ。幸せになれる。』 メイ『幸せ…?…そんなつまらないもの、いらない。』 遥歌『つまらなくなんかないよ。』 メイ『私には心がない。…だから、そんな感情知らない。…いらない。』 (…心がない…?) 遥歌『…えっと…。』 カイ『…遥歌、来い。メイも。』 遥歌『!えっ?』 メイ『…?』 私とメイちゃんは、カイに手を握られながらcrownの扉を開けたー…。
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