笑うことを知らない少女

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(…未来から?) 遥歌『・・・。』 カイ『…遥歌?』 遥歌『あははっ!!カイ、冗談はよしてよっ!未来から来たって!ゲームや漫画じゃないんだし!』 カイ『…。』 遥歌『あはは…。』 メイ『…?』 メイちゃんが不思議そうな顔で私を見つめる。 (な、何?…まさか、本当の話なの?) 遥歌『…、カ、カイ。…嘘だよね?』 カイ『…俺が嘘つくと思うか?』 遥歌『思うわ。』 カイ『お前…。』 メイ『…。』 遥歌『メイちゃんはともかく、カイは…。なんかからかってそうだわ。後でどっきりでしたぁ~♪えへっ☆っていうキャラに決まってるっ!その落ち着いたクールな感じもぜーんぶ演技よ演技!!メイちゃんの瞬間移動もきっと最近の科学でどうにかしたんだわ!最近の科学は進んでるからね!タイムスリップも夢じゃないわ!』 メイ『…遥歌は、タイムスリップがしたいの?』 遥歌『えっ?』 メイ『…私の力があれば、…出来る。』 遥歌『…嘘』 (タイムスリップが?本当に?もし出来るなら…、瞬間移動も嘘じゃなかったって事…よね。) 遥歌『じゃ、じゃあやってみせてよ!』 メイ『了解した。』 遥歌『え゛っ!?』 メイ『遥歌の、小さい頃にタイムスリップする。』 遥歌『え、え、えっ!ちょ…待って!小さい頃はその!駄目っ!と、とりあえずタイムスリップしなくて大丈夫だから!うん!』
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