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遥歌『カイっ!離してよもうっ!』
私はやっとのことでカイに開放された。
遥歌『もう…なんなの?』
カイ『………メイは、両親がいないんだ。』
遥歌『…え?』
カイは真剣な顔をして、整った顔を歪ませる。
カイ『…どこで生まれたのか。自分の名前がなんなのか。あの力がなんなのか。…メイ自身も知らないんだ。』
遥歌『…!…じゃ、じゃあ、…笑うことを知らないって…、本当に知らないの?』
カイ『…あぁ。…メイは…、笑わないんじゃなくて、笑えないんだー…。』
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