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『あー、お姉様、お姉様・・・ マドレーヌは赤い箱を開けなければならないのです。 さようなら、お姉様・・・』 『なにを言うのですか! あぁマドレーヌ、開けてはなりません!マドレーヌ、マドレーヌ!』 『開けなければならないのですわお姉様! 早く赤い箱を渡して下さい お姉様ぁぁああ!』 『マドレーヌゥウウ!』 ゴンッ! 鈍い音が談話室に響いた バサッと読んでいた本が落ち 両手で頭を押さえた ヴァリアーの幹部であり ヴァリアー唯一の女性である 不知火 葵は頭を叩いた人物を 涙目で睨んだ -
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