62人が本棚に入れています
本棚に追加
『あー、お姉様、お姉様・・・
マドレーヌは赤い箱を開けなければならないのです。
さようなら、お姉様・・・』
『なにを言うのですか!
あぁマドレーヌ、開けてはなりません!マドレーヌ、マドレーヌ!』
『開けなければならないのですわお姉様!
早く赤い箱を渡して下さい
お姉様ぁぁああ!』
『マドレーヌゥウウ!』
ゴンッ!
鈍い音が談話室に響いた
バサッと読んでいた本が落ち
両手で頭を押さえた
ヴァリアーの幹部であり
ヴァリアー唯一の女性である
不知火 葵は頭を叩いた人物を
涙目で睨んだ
-
最初のコメントを投稿しよう!