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ドンドンドンドン!!!!
黒服の男達はドアを叩く…びくともしない。
中の男はwiiリモコンを使おうとするが……動かない。
『おぃ…なんだよこりゃ……壊れてる…』
一方、黒服の男達は冷静になり、小さくて下っ端のような男がパスワードを打ちこんでいる。
しかし……
『?!……!…』
『パ、パスワードが……書き換えられて……』
男はさきほど、パスワードを打った時についでに書き換えをしたらしい。
『大佐!どうしましょう…』
『暗号解読課の者を呼べ!!』
大佐と呼ばれた男が指示をだす。
アーノルド・シュワルツェネッガーを思い出させるマッチョボディの男だ。
『…こうなったらやってやる……』
中の男が腕をクロスさせながら両ポケットに手を入れた。
そして体をエックスの形に開いた。
手には5つずつ、工作道具が握られている。
そして、手が影分身するようなスピードでwiiリモコンをバラバラにし始めた。
『大佐!暗号解読課が来ました!』
ノートパソコンのようなものを持った。
陰気くさい奴が現れた。
『早く仕事に取りかかれぇぃ!』
男はホントに早く仕事した。
う~む。
こりゃびっくりだ。
トロそうな奴かと思ったらすげぇ早いな、手の動きとか。
でも、手の動きなら中の男も負けてない。
『うおおぉぉぉ……………………!!』
wiiリモコンがとんでもないスピードでバラバラにされていく。
神業です。
『おぉ……むっ?!これか!!』
男の手の動きが止まった。
男の目の前には切れた導線が見える。
故障の原因はこれのせいらしい。
男は導線を繋ぎ合わせ、固定する。
そして…
『そりゃああぁぁ…………!!!!!』
組み立て開始
もちろん神業的スピードで。
あっという間に…………
カチッ…
ドアが開いたのとwiiリモコンが元の形を取り戻したのがほぼ同時だった。
組み立て開始からわずか4秒。
部品の数は4桁いってます。
ドン!!!
ドアが勢いよく開いた。
そしてアーノルド・シュワルツェネッガー大佐(あだ名)が飛び込んできた。
『見つけたぁぁ!!!』
筋肉の塊が飛び込んでくる中、男はボタンを押した。
男の体が光に包まれる。
大佐が上からダイブ攻撃を繰り出したが、
その攻撃は失敗におわる。
なぜかって??
男が消えちゃったからさ。
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