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「こんなに遠いなんて聞いてない…」
「入り口どこー!!」
駅から歩いて数十分。
気づけばかなりの田舎に来ていた。
確かに見渡す限りの塀。
木に囲まれたようなこの場所は、人1人いなかった。
「よーし。とりあえず、手分けして職員室探そう!見つけたら私の携帯に連絡ね!」
友人で、クラスのまとめ役のあゆみが言う。
『了解!』
そう言うと、みんな思い思いな場所に出かけ私は親友の瞳【ヒトミ】と探しにでかけた。
とりあえず塀の周りを回ってみる事にした。
瞳「ね春花。あっちにもう一個建物あるよ?」
瞳が指差す先には、塀の外に大きなマンションのような建物があった。
春花「じゃあ、とりあえず行ってみよ!」
入り口を見つけ中に入ると、あったのは長い廊下とたくさんの部屋の扉だけだった。
春花「…誰かいませんか?」
少し奥まで行くと一つの扉が開いた。
「「キャァ」」
私達は驚いて、小さく悲鳴を上げてしまった。
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