終わりと始まり

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-牢屋- ガシャーーン!! 村人「そこで大人しくしてろ!ぺっ!」 ケンタロウ「うぅ・・・」 少年「あんたも捕まったのか?」 ケンタロウ「お前もか。」 少年「俺の名はバット。お兄さんの名前は?」 ケンタロウ「この物語の主人公、ケンタロウだ。」 バット「主人公?かわいそうに、頭を打ったんだな。」 ケンタロウ「アタァ!!」 バット「ぐはぁ!」 バットにグーパンチをいれるケンタロウ ケンタロウ「あまり舐めたマネをするな、俺は北斗真剣の伝承者。それとものすごく短気だという事を覚えておけ。」 バット「先に言って。」 タタタッ 少女「・・・。」 バット「おっ、リンが水を持ってきたぜ。」 ケンタロウ「君はリンという名か。ありがとう、リン。助かるよ。」 リン「・・・。」 ケンタロウ「おい、無視をするな。俺はものすごく短 バット「ちょちょちょっと待てよケンタロウ。リンは親を目の前で殺されて、そのショックで喋れなくなったんだ。ものすごい短気だなおい。」 ケンタロウ「そうだったのか、可哀想に。」 リン「・・・。」 ケンタロウ「リン、こっちへ来てごらん。」 リン「?」 リンに両手をかざすケンタロウ ピシッ! バット「何をしたんだい?」 ケンタロウ「喋れる様にツボを押したのだ。時間はかかるだろうが、後は彼女の心次第だ。」 村人「大変だー!奴らが、奴らが襲ってきたぞー!」 ケンタロウ「!!」 村人「リン、お前も来い!逃げるんだ!」 リン「! ・・・。」 ケンタロウを見つめるリン リン「キーーーーーン」 ケンタロウ「え!?」 バット「リンが鍵を置いて行ってくれた様だぜ。やべーよケンタロウ、いまの内に逃げるぞ。」 ケンタロウ「おい、あいつもう喋ったぞ。効き目 はやっ」
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