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リン「ケンタロウ、もう行っちゃうの?」
ケンタロウ「あぁ、元気でな。リン。」
リン「……。」
バット「ケンタロウ!オレも連れてってくれよ!」
ケンタロウ「駄目だ。俺の旅には危険が伴う。ずっと一人で行動してきた、これからも一人で充分だ。」
バット「オレを側に置いておくと何かと便利だぜ。メシの調達や敵アジトへの侵入やメシの調達。あとメシの調達なんかも出来るぜ!」
ケンタロウ「俺は少食だ。」
バット「旅の邪魔はしないし頼むよケンタロウ!」
ケンタロウ「・・・・好きにしろ。」
バット「ひゅーい!」
ケンタロウ「それでは村の皆さん、お元気で。」
村人達「ありがとう!また来てください!」
ーーー村から離れるケンタロウーーー
ザッザッザ
バット「いいのかいケンタロウ。もう一泊くらいして休んでおかなくて。肩も腫れているようだし。」
ケンタロウ「先を急ぐのだ。俺にはやるべき事がある。サロンパス持っていないか?」
バット「ないよそんなもの。」
「キーーーーン!」
ケンタロウ「この声は!?」
リン「ケンタロー!私も連れてってー!」
ケンタロウ「リン!!何しに来たんだ!?」
リン「はぁはぁ。私もケンタロウの役に立ちたい。足手まといにはならないから旅へ連れてってよ!」
バット「おい大丈夫かよ。少し前にケンタロウに助けてもらったばっかりなのに、そんなんで旅についてこれるのか?鼻垂れ娘のくせに。」
リン「大丈夫だもん!もうあんなヘマはしないし、私にだって出来る事はあるはず。それにバットと歳は1つしか違わないわ!うんこ垂れ小僧が。」
バット「何をー!」
リン 「何よー!」
ケンタロウ「はぁ。二人とも勝手にしろ。ただし俺の足を引っ張る様なら、すぐその場に置いていくからな。」
リン「やったぁ!ケンタロウ、はいこれ。渡そうと思って持ってきたの。サロンパス。」
ケンタロウ「…リン一歩リード。」
バット「チェッ!」
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