終わりと始まり

8/8
前へ
/20ページ
次へ
リン「ケンタロウ、もう行っちゃうの?」 ケンタロウ「あぁ、元気でな。リン。」 リン「……。」 バット「ケンタロウ!オレも連れてってくれよ!」 ケンタロウ「駄目だ。俺の旅には危険が伴う。ずっと一人で行動してきた、これからも一人で充分だ。」 バット「オレを側に置いておくと何かと便利だぜ。メシの調達や敵アジトへの侵入やメシの調達。あとメシの調達なんかも出来るぜ!」 ケンタロウ「俺は少食だ。」 バット「旅の邪魔はしないし頼むよケンタロウ!」 ケンタロウ「・・・・好きにしろ。」 バット「ひゅーい!」 ケンタロウ「それでは村の皆さん、お元気で。」 村人達「ありがとう!また来てください!」 ーーー村から離れるケンタロウーーー ザッザッザ バット「いいのかいケンタロウ。もう一泊くらいして休んでおかなくて。肩も腫れているようだし。」 ケンタロウ「先を急ぐのだ。俺にはやるべき事がある。サロンパス持っていないか?」 バット「ないよそんなもの。」 「キーーーーン!」 ケンタロウ「この声は!?」 リン「ケンタロー!私も連れてってー!」 ケンタロウ「リン!!何しに来たんだ!?」 リン「はぁはぁ。私もケンタロウの役に立ちたい。足手まといにはならないから旅へ連れてってよ!」 バット「おい大丈夫かよ。少し前にケンタロウに助けてもらったばっかりなのに、そんなんで旅についてこれるのか?鼻垂れ娘のくせに。」 リン「大丈夫だもん!もうあんなヘマはしないし、私にだって出来る事はあるはず。それにバットと歳は1つしか違わないわ!うんこ垂れ小僧が。」 バット「何をー!」 リン 「何よー!」 ケンタロウ「はぁ。二人とも勝手にしろ。ただし俺の足を引っ張る様なら、すぐその場に置いていくからな。」 リン「やったぁ!ケンタロウ、はいこれ。渡そうと思って持ってきたの。サロンパス。」 ケンタロウ「…リン一歩リード。」 バット「チェッ!」
/20ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加