冷めた日常

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――昼休み。 俺はいつものように自分の席で弁当を広げた。 そして黙々と食べていると葵とその仲間達が近寄ってきた。 「さーとるちゃん」 といつも通りに話しかけてきた葵に対して、 「なんだ?」 と下から睨み付けるようにして聞くと近くにいた金髪ギャルが 「うっわ、マジ怖いんですけどー、キャハウケる」 と爆笑された。 なにが面白いのか全くわからなかったがそれを流して聞いてると葵が 「なんかおかず頂戴」 と言ってきた。 そんなことのために来たのか。 俺はそれも無視した。
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