メイドの受難と

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メイドたるもの、いついかなる時も 心を乱してはいけない。 常に、冷静に主の為にあれ。 これが、彼女 『ラフィーナ・ヴァレンタイン』の理想であった。 そう、ただ主の為に己を尽くす。 ただ主だけを思い、主の事を考え、主と共に生きる。 それが、究極のメイド像だと彼女は考えていた。 「………ない。」 が、シャワーから上がると下着の一切合切が消えていた時には、そんな理想の事など忘れていた。
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