メイドの受難と

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「もういいから… 返して下さいよぉ…。お嬢様ぁ…」 下着を盗られて、辱しめられて、主とはいえ、年下に泣かされ鼻水を垂らしながら フィナは少女らに縋った。 理不尽極まるのに、下手に出ざるを得ないのはメイドの悲しい性か。 「うーん。返してあげたいんだけど まだセッちゃんと決めきれてないのよね。」 トワが顎に指をあてて困った顔した。 「…は? 決めきれてないって…… 何をですか…??」 「そうだ!フィナに決めて貰おうよ!」 「あ。そっかぁ!トワりん頭イイ!!」 メイドの疑問をフル無視して、双子は互いに話を進める。 「お、お待ち下さい! な、何の話でしょうか??」 慌てるフィナに同じ顔をした双子の小悪魔的笑みが向けられる。 「「だ、か、ら どっちがフィナのパンツ似合うと思う??」」 そう声と動作を揃えて セツナとトワは、自らのベビードールの裾をまくりあげた。 「///////////っっっ!??」 ブシュゥウウッッーーー!! フィナは鼻血を噴いてドサッと前のめりに倒れた。 あんなに、クマとウサギが魅力的かつ官能的に見えたのは初めてだった…。 頭の片隅で 天使のような悪魔のハシャギ声が遠くに聞こえる…
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