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中間試験が終わり、学校内にいつもの賑やかさが戻ってきた。夏の大会に向けて早々に野球部や吹奏楽部が張りきっているようだ。
そんな輝かしい高校生活充達をよそに、俺は職員室への呼び出しをくらっていたのであった
「2-B、立花流っすー。たいやしゃーしゃしたーっす(ただいま参りました。失礼しますご主人様。の意)」
あ、たちばなながれってのは俺の名前だよ、ぁんだよぉ~。
「ちゃんと喋れ馬鹿者」
いきなり背後から名簿帳みたいなやつの硬いとこで殴られた。鋭い痛みが頭に疾る!こ、これはぁぁぁん!!
「ンギモヂィィィ!!」
「っ…!この変態が…!」
あまりの痛みに地面をのたまう俺に対し、とどめを指しにきてるレベルの蹴りを入れているのは、そう!なにをかくそう俺を呼び出した張本人、白石かな恵ちゃん先生なのだ!
「それ以上したらボク目覚めちゃうよぉぉぉ!!!お姉ちゃあああん!!!」
「だ、誰がおまえみたいな変態の姉だ!汚らわしい!」
おもわず蹴りを止めてしまったかな恵ちゃん先生。なんで!?
「あぁ、かな恵ちゃん先生!止めないで!もっとください!ほしいのぉ!」
「も、もう目覚めてるじゃないか…!この…変態生徒が…!!」
リアルな加減のビンタを喰らい、正気に戻ることができた。い、いきなり変態サークルピット作ってすいませんでしたー!
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