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「なぁ。飯…どぅ?」
隣でペチャクチャ携帯片手に
話してる女子高生の声に負けぬよう、
赤西さんが言う。
「ご飯…ですか?」
「いや、やだったらいいけど。」
「でも赤西さん駅まだ先ですよね?」
「いいよ。どうせ待ってくれる
やつなんていねーし」
彼女いないんだ…
よかった。
(ん?よかった?)
(いやいやいや、好きじゃねーし)
「おーい!」
「はっ?あ、すいませんっ!」
「いや、いいけど(笑)
で、どう?」
「赤西さんがいいなら、ぜひ。」
「よかった。じゃ、おりよっか」
ふわっ、笑った赤西さんに
ドキッとした。
(ん、まぁイケメンだし。)
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