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キイッ………キイッ………
あの少女が、まだブランコに乗っていた………遊ばないのかな?
話かけてみよう!!
「ねぇ!!一緒に遊ぼうよ!!」
声が、公園に響く
「えっ……………遊んで………くれるの………」
「うん!!お母さんが来るまでだけどね!!」
「あり……がとう」
「えっと名前は…」
「……雨宮……雫」
「それじゃ、雫ちゃん何して遊ぶ?」
「かくれんぼ……………」
「じゃあ、僕鬼するから隠れてね!!」
「わかった…」
「いぃーち、にぃーい、さぁーん、……………じゅう!!もーいーかい!!」
「もーいーよ…………」
小さな声が響く………
「どこかな~!!」
滑り台、木の上など色々探したが見つからない。
「隠れるのが上手いなあ……………どこにいるのかな~」
すると、どこからか、小さな声が……
「ここだよ、ここ!!」
「う~んどこ~~…」
「ここだよ!!!!」
うしろから、いきなり背中を叩かれて驚く僕。
「わあっ!!!!ビックリした~!!……ずっと僕の後ろにいたの?」
「うん!!ずっと後ろにいたよ!」
「凄いなあ、すぐ見つかるはずなんだけどなぁ…」
「フフッ………」
「次何して遊ぶ?」
まだまだ元気な雫。
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