プロローグ

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「ちょっと疲れちゃった……少し休んでいい?」 「うん……」 さっきまでと違い、声が小さくなる。 「とりあえず、ブランコに座ろうか!」 「うん………」 ブランコに座ってしばらく沈黙が続いた…… 「「あの」」 二人の声が、重なった…… 「いいよ、先に言って。」 「いいよ、雫ちゃんから言っていいよ!!」 「はっ恥ずかしいよ~////」 「言っていいよ!!」 「う、うん………………………………私と、と、友達なってくれる?」 「えっ!!!!もう、僕達友達じゃん!!」 「でもこんな私で、友達なってくれるの!?」 「うん!!」 「ウソつかない?」 「うん!!ウソつかないよ!!」 「じゃあ、約束の印………駿介につけていい?」 雫の口から、牙のようなものが見えた……… 「血を吸うの?」 僕は、吸血鬼だとすぐにわかった… 「うん………駿介の血を吸って印をつける………痛くしないから……」 「うん………」 すると雫は僕のとこまでくると、首筋に牙を立てた… ほんの少し、痛かったけど、何か温もりを感じた しばらくして、遠くから声が…… 「駿介~~駿介~~」 「あっ!!お母さんだ!!」 「もう、行っちゃうの?」 雫の顔は、少し悲しげだった
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