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雨宮 清彦君のUP版と、小話。
***
夾也とさくらのやり取りを、遠目に眺めていた人物が、一人…いた。
(……?何だろう。何か…モヤモヤ、する?)
胸元をギュッと握り締め、俯いているのは---清彦、だった。
清「………うーん…」
自分が、何故こんなにモヤモヤしているのか分からない清彦は、そのまま顎に手を当て、考え込む。
清「…食べ過ぎ、か?」
夾「……胃薬、いります?」
清「---うわぁッッ!!!?Σ」
突然降ってきた声に、清彦は盛大な驚声をあげた。
夾「わぁッッ!?Σ
ちょ、驚かせないで下さいよ!」
清「それはこっちの台詞だって!!
…って、き、ききき、桐谷!!!!!?Σ」
夾「……?はい?」
掛けられた声に驚いた清彦が、バッと顔を上げると---其処には、先程まで思考を埋めていた夾也が、いた。
また違う意味で慌てている清彦を見て、夾也はクスクスと笑い声を溢した。
夾「……変な先輩。
でも、具合悪い訳じゃないみたいですね?」
清「…え?あ、うん!」
夾也は笑いを納めると、清彦に改めて向き直った。
夾「…雨宮先輩。
実は、先輩に…渡したい物が、あるんです」
清「え…俺、に?」
夾「はい」
ニッコリと笑う夾也に、何故か動悸が速くなる清彦。
(お、おおお、俺に渡したいって…それって…!!!!)
速くなる鼓動を抑えるかの様に、ギュッと胸元を握り締め直す清彦。
そんな清彦に、夾也はそっと、手に持っていた物を差し出した。
清「………」
夾「……?(ニコニコ)」
清「………(滝汗)」
固まる清彦に、楽しそうに夾也は手に持っていた物---トナカイの角カチューシャを、ずいっと差し出す。
夾「先輩、こういう“獣耳”みたいなの、好きなんですよね?」
清「………;;;」
悪気の全く無い夾也の笑顔を前に、清彦は…心の中で叫んだ。
(それは…誤解だァァァァァア!!!!!!°・(ノД`)・°・)
***
…最初に言っておきます。
すいませんっしたァァァァァア!!!!!!(スライディング土下座)←
雨宮先輩を苛めry…おっと!Σ
からかうのが好きで…ついf(^_^)テヘペロ★←
だって、先輩可愛いんだもん!←もん、じゃねェェェェェエ!!!!
…本当にすみませんでしたorz
***様、本当にありがとうございましたv
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