保育所の頃って断片的にしか覚えてない

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「リセルちゃん、明日の測定に着ていく服を作ったから試しに着てみて欲しいんだけど…」 やはり、私の服だったみたいで、持っていた服を私に渡す 「いいですけど、ただの測定にそこまでしなくても…」 「もちろん普通ならそうよ。ただ、明日は王族の方がこられるでしょ?いくら平民だからって来てるものぐらいはきちんとしないとね」 いや、だから4才児がこんな喋り方したらおかしいだろう… まあ、口調を変えるのもめんどくさいし、拷問なんでこのままだけど 「わかりました。とりあえず明日はこれを来て行きますね」 「何を言ってるの。これから私の部屋で何着か試してもらうわよ。カイは寝てるし、この子が生まれるまでお手伝いの人に仕事取られて暇なのよ」 「だから私は明日の為に…」 「基本属性の上級までマスターしてるのに?」 「なっ…」 「お母様を舐めちゃダメよ。リセルちゃんがこっそり練習してるの知ってるんだから」 ぬぅ…さすがは元研究者だ 「それに明日は本当に測定だけだから勉強とかいらないしね」 ……そりゃそうだ
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