小学生ですでに遅刻の常習犯

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「おはようございます。あと数日で、皆さんは中等部へ進みますね。知っての通り中等部からは寮生活になります。小等部では……」 なんで校長の話というのはあんなに長いんでしょうか? 女子がよく立ちくらみするのがわかりましたよ かくゆう私もフラフラしてるんですけどね 「…というわけで残りの期間は休みにしますので、しっかり親孝行してくださいね」 あ、やっと終わりました 聞いていなかったのでよくわかりませんが中等部に上がるまで休みみたいですね 「リセル、お休みの間なにするの?」 教室に戻るなりセリカがよってくる 「ちょうど期間中にカイの測定があるからついていくかな」 「そっか、カイ君今年で5才だっけ」 「今年はセリカんちの前の広場でやるみたいだから、ついていってそのまま寮に行こうかと思ってる」 「そういえばお母さんがそんなこと行ってたかも…あ、お母さんがリセルに聞きたいことがあるっていってたからそのときでいいから寄ってくれるかな」 なんだろう、お父様通じて聞けばいいのに 「うん、わかった。ところでシン君はどうしたの?」 「なんか、クライスが『右手が疼く…封印したはずのあいつが動き出している…?』とか言って走り出したから、止めてくるってそのまま追いかけて行ったよ」 ……クライス…なんで厨二病発症してるんですか… 本当に8才か?
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