絶対入部

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「………変人って……」 「これはマジだって!高居、悪いこと言わないから図書部だけはやめとけ!!な!?」 周りからも、そうだそうだ!と声があがる。 日比谷部長の話題から、結局は入部を踏み止まれとゆー説得に戻ってしまった。 ……ちょっとアヤシイ宗教の勧誘のよう。 佐々木くん他、数名のクラスメートは、反・図書部を掲げる宗教団体の教祖さながらだ。 「みんな……心配してくれてありがとう!嬉しい!! ……でも、私はどうしても図書部に入りたいの。 入部条件をクリアできるか分からないけど、取り敢えず仮入部してみる! 私、頑張るね!!」 ニコニコしながらピースする砂都子。 教祖…ゴホン、クラスメート達は、いくら説明しても解らない砂都子に呆れている。 《……え?……やめろっつってんのに何で、応援されちゃった!嬉しいな~♪みたいになっちゃってんの……?………ダメだこいつ……人の話聞いちゃいねぇ…………天然??》 この時、1年4組の生徒全員(砂都子除く)の心が一つになった
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