第1話 動き出す外史

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『なら私は華音と共に兵を集めるわ…一刀、貴方も私と来なさい』 『おっ俺?』 『いいわね、華琳?』 『私もそうしようとした所よ、いいわ…貴方に任せましょう』 『ありがとう』 一刀の手を握り、引っ張りながら部屋を後にする華蓮と華音 『よろしいのですか?華琳さま…』 春蘭が華琳へと聞く 『構わないわ…ただ、あの男とはどこかで会ったような気がするの』 『あの男がですか?』 『気のせいかもしれないけど…春蘭、私達も準備するわよ』 『はっ!』 華琳は心のどこかで気になりながら部屋から去っていく 春蘭も華琳のあとを追う 一方、華蓮達は― 『あのさ、俺も戦わないといけないの?』 華蓮に聞きながら歩く一刀 『戦わなくていいわ、私が貴方を呼んだのは気になる事があったからよ』 『気になる事?』 『一刀、さっきの報告で賊の話がでたでしょ?』 『うん』 『貴方、何か知ってるんじゃない?』 『えっ…?』 『まさか俺達が知らない事を!?』 華音は驚きながら一刀を見る 『黄色い布って兵士が言った時に口が動いていたわ…明らかに知っている感じだった』
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