41人が本棚に入れています
本棚に追加
『なら私は華音と共に兵を集めるわ…一刀、貴方も私と来なさい』
『おっ俺?』
『いいわね、華琳?』
『私もそうしようとした所よ、いいわ…貴方に任せましょう』
『ありがとう』
一刀の手を握り、引っ張りながら部屋を後にする華蓮と華音
『よろしいのですか?華琳さま…』
春蘭が華琳へと聞く
『構わないわ…ただ、あの男とはどこかで会ったような気がするの』
『あの男がですか?』
『気のせいかもしれないけど…春蘭、私達も準備するわよ』
『はっ!』
華琳は心のどこかで気になりながら部屋から去っていく
春蘭も華琳のあとを追う
一方、華蓮達は―
『あのさ、俺も戦わないといけないの?』
華蓮に聞きながら歩く一刀
『戦わなくていいわ、私が貴方を呼んだのは気になる事があったからよ』
『気になる事?』
『一刀、さっきの報告で賊の話がでたでしょ?』
『うん』
『貴方、何か知ってるんじゃない?』
『えっ…?』
『まさか俺達が知らない事を!?』
華音は驚きながら一刀を見る
『黄色い布って兵士が言った時に口が動いていたわ…明らかに知っている感じだった』
最初のコメントを投稿しよう!