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『…なんとなく思い出しただけだよ』
『何を?』
『黄色い布で賊って言ったら黄巾党かなって』
『黄巾党…』
華蓮と華音の二人は一刀の口から出た敵の名前にびっくりしていた
『やはり…天の遣いで間違いなさそうだな』
華蓮はそういうと再び歩きだす
向かった先には兵士達が準備して待っていた
華音は軽々と馬に乗り、兵士達へと向く
『いいか、敵は賊だが我らの敵ではない!これより先発隊は敵へ突撃する』
華音が兵士へと説明してる時に華蓮は一刀と共に馬へと乗った
華音が兵士へと言い終わった直後に、華蓮もまた兵士へと向く
華蓮と共にいる一刀に兵士達のざわめきがきこえだした
初めて見る一刀を不審に思っているのだろう
『よく聞け!つい先ほどだが天の遣いが我らの主、曹孟徳へと舞い降りた!』
『えっ…』
華蓮の言葉に驚く一刀
『最早、賊などに我らは遅れをとる事などない!天は我らに味方した!総員、出陣!!』
『『おおぉぉぉ!!』』
兵士達のかけ声と同時に華蓮と華音が馬を反転させ、走らせだす
『しっかり捕まってなさい!』
『ちょっ!?』
華蓮の腰へとしがみつく一刀
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