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退却する華音たち
それを見ていた賊は…
『お頭!』
『なんだ!?』
『敵が引いていきますぜ!』
『へっ!俺様の策にびびったか!?ヤロウ共、構うことはねぇ!追いかけて叩きつぶしてやれ!!』
『『おおぉ!』』
お頭と呼ばれる男の号令に賊達は応え、華音達を追撃する
『まさか、本当に釣れるとはね』
『どうしますか?』
『予定通りに反転!しょせんは賊だ、我らとの格の違いを見せろ!!』
『『おお!』』
華音の部隊は号令と共に反転
騎馬部隊だからこそできる策だった
『俺に続けぇ!』
華音は得物の長刀を抜いて真っ先に敵陣へと突撃
兵士たちも華音に続く
なだれ込んだ騎馬隊に賊たちは慌てふためいた
『ばかやろう!兵の数はこっちは上なんだ!!あんな数ぐらい潰してしまえ』
『お頭!あれっ!!』
『あん!?』
部下が指をさした方向
それは華音達の後方にまっていた砂煙
『全軍突撃!』
華琳たちの本隊と合流した華蓮達だった
『ぬぁ!?』
『民を脅かす賊を一人も逃がすな!!』
華琳の号令と共に本隊の兵士たちは雄叫びを上げながら突撃していく
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