41人が本棚に入れています
本棚に追加
華音達の突撃で混乱していた賊達はなすすべもなく散っていった
『華蓮』
『はっ!』
『今回の戦い…策を考えたのは一刀というのは本当かしら?』
『御意。伏兵に虚をつかれた際に私よりも早く策を考え、実があるものでしたので一刀の策を使いました。結果は損害もほぼ少なく、勝利いたしました。』
『…軍の者でもない者の策を使うなど、どれほど危険か…わかっているのか!』
華琳の罵声はその場にいた将全てを威圧するほどだった
『重々、承知いたしております。』
『わかっていて、策を実行したのね…策が失敗し兵の命が無駄になった場合は貴女はどう責任をとるのかしら…』
『華琳…』
『貴女もよ、華音!』
『うっ…』
『お言葉ですが、華琳に言わせていただく!』
『聞いてあげるわ』
『この男が天の遣いなればこそ、我らが曹孟徳の為に策を実行いたしたまで!天の遣いから策をいただき賊を平定したともなれば民からの人心も得られましょう…策を失敗せぬように我らが補えばよいはず!』
『もし…失敗した時は』
『私と華音、首を出す覚悟はある』
『うぇ!?』
華蓮の言葉に驚く華音
『そうなのかしら、華音』
最初のコメントを投稿しよう!