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第2話 その名は徐晃
あの言葉を言った日から早くも一ヶ月が過ぎた
華琳の政策と風評は民を呼び、今では賑やかな街並みとなる風景
『壮観だなぁ…』
高い場所から街を見ている一刀
人が行き交う姿
『何をそんなに見ているのかしら、一刀』
声がした方を振り向くと立っていたのは華蓮
『いや街を見てただけ…こんな風に見た事なかったから』
『天の国ではのんびり見たりするのはなかったの?』
『そうだね。っていうか華蓮は賊の鎮圧に行ったんじゃなかったっけ?』
『すぐに片付けてきたわよ…もっとも今度は別な村で出たらしいから交代で華音と秋蘭の2人が兵と一緒に行ったわ。』
『そっか…』
おそらく昨日、ここから出立した兵達が華音達と気づいた一刀
華音達が向かって行った方向へと視線を向ける
『大丈夫かな?』
『そんなに心配する必要はないわ、華音はああ見えても無理はしない。』
『そうなの!?なんか春蘭と同じような感じがするんだけどなぁ…』
華蓮の言葉にあまり納得のいかない一刀
『誰かさんはもう少し相手をちゃんと見ないといけないわね!』
『うっ…努力する。』
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