第2話 その名は徐晃

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『あなたは私を知ってるいるみたいだけど…』 大斧を持つ女性へと向く華琳 『一度だけ、隣街で曹操さまを見かけた事がありましたから。』 華琳の傍へと近づくと武器を置いて、地に膝をつける女性 『徐晃、字は公明と申します。』 『徐晃、あなたに聞きたい事がある』 『なんなりと』 『あなたは何故、春蘭たちを止めなかったのかしら』 華琳の問い、周囲が見守る中で徐晃は答える 『はっ、夏侯惇さまに殺気はなかったので止める必要はないかと…』 『そう…なら』 鎌を取り出す華琳 『あなたが私に向けてる殺気は説明してもらえるのかしら?』 鎌を徐晃へと向けたと同時にそれは起こった 『我ら民の気持ちを知ってもらう為に。』 徐晃の大斧はすでに華琳の首へと狙いを定めている 『貴様!』 『華琳さま!!』 身構える春蘭と秋蘭 『なるほど…あなた、私を試したわね。』 口元がくすりと笑う華琳 『御意。』 華琳を見つめながら姿勢を崩さない徐晃 『真名は?』 『美魅(みみ)と申します』 『気に入ったわ、美魅…許緒と共に私の力となりなさい!』 『華琳さま!?』 『許緒はどうかしら?』
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