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『兄ちゃん、大丈夫か?』
長刀を納めながら手を差し伸べる女性
いつの間にか尻餅をついていた
『おかげさまで…』
差し伸べた手を握り起き上がる一刀
『豪華な服だな…兄ちゃんはどっかのボンボンか?』
『ボンボン?』
『悪い悪い、金持ちかって事?』
『ああ!そういう…』
『アンタはもう少し相手にわかりやすく言いなさい』
違う声がー刀の後ろから聞こえた
凛とした声、助けてくれた女性と同じ銀髪だがロングストレートで後ろで束ねていた
赤い瞳は一刀を見ている
『わかりやすく言ってるだろ!』
『どこが!君はケガはなかった?』
『彼女のおかげで助かりました。』
『ならいいわね』
『俺を外して話を進めるな~!』
2人の後ろではセミロングの女性が叫んでいたが、まるで聞こえてないかのように話を進める
『ここは何て場所?』
『人に尋ねる時は、まずは名を名乗りなさい!』
『すんません…北郷一刀、聖フランチェスカ在学にしてる者です』
『せいふらんちぇ…すまんが何を言ってるのかわからぬ…』
『俺も…』
『あ~ここは中国?日本ではないっぽいんだが…』
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