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『まだ話始めたばかりだろ…春蘭(しゅんらん)』
華音は呆れなが春蘭に声をかけた
『始めたも何も、こんな忙しい時に男を連れてきて話などできるか!』
『私もそれには同感だわ』
猫耳の頭巾をかぶっている女性も春蘭に続く
『そんな変な男を華琳様の近くに何て置けるハズないでしょ!』
強く言葉を放つが、その女性の隣にいた艶花が前に立つ
『桂花!(けいふぁ)それでも軍師か!?情けない…まだ華蓮が話しをしている途中だぞ』
『うっ…うるさいわね!』
『華音や艶花の言う通りよ…春蘭、桂花、黙ってなさい』
高圧的な言い方で2人を止める華琳(かりん)と呼ばれる女性
『『しかし華琳様!』』
2人はなおも言おうとするのだが
『私に二度も同じ事を言わせる気?』
睨みながら2人の前へと出る華琳
『はっ…』
『御意…』
引き下がる2人を見た華琳は華蓮へと向く
『華蓮、話を続けてちょうだい』
『ええ、華琳、前に占い師が私たちに言っていた言葉を覚えてるかしら?』
『覚えているわ…天より遣わされし者、荒野に降り立ち、乱世を平定す…まさか!』
『そう…荒野にいた、この男こそ天の遣い』
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