第1話 動き出す外史

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『まだ話始めたばかりだろ…春蘭(しゅんらん)』 華音は呆れなが春蘭に声をかけた 『始めたも何も、こんな忙しい時に男を連れてきて話などできるか!』 『私もそれには同感だわ』 猫耳の頭巾をかぶっている女性も春蘭に続く 『そんな変な男を華琳様の近くに何て置けるハズないでしょ!』 強く言葉を放つが、その女性の隣にいた艶花が前に立つ 『桂花!(けいふぁ)それでも軍師か!?情けない…まだ華蓮が話しをしている途中だぞ』 『うっ…うるさいわね!』 『華音や艶花の言う通りよ…春蘭、桂花、黙ってなさい』 高圧的な言い方で2人を止める華琳(かりん)と呼ばれる女性 『『しかし華琳様!』』 2人はなおも言おうとするのだが 『私に二度も同じ事を言わせる気?』 睨みながら2人の前へと出る華琳 『はっ…』 『御意…』 引き下がる2人を見た華琳は華蓮へと向く 『華蓮、話を続けてちょうだい』 『ええ、華琳、前に占い師が私たちに言っていた言葉を覚えてるかしら?』 『覚えているわ…天より遣わされし者、荒野に降り立ち、乱世を平定す…まさか!』 『そう…荒野にいた、この男こそ天の遣い』
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