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『馬鹿な、そのような世迷い言など…天の遣いという証拠は?』
青いチャイナ服の女性が華蓮へと問い詰める
『一つは着ている服…こんな服は私は見たことがないわ。素材だってたぶん私たちが知らない何かでしょうね…』
『二つ目は?』
華音が華蓮へと聞く
『二つ目は国…この男の言っている国などない。』
『国がないなんて怪しいでしょう!』
桂花が再び意見するが、華蓮は無視をしながら説明を続ける
『そして3つ目は』
『ちょっと!私を無視なんて!』
『桂花、うるさい!』
桂花の隣にいた艶花が一喝して静かになる
『私の勘よ…』
『勘ね…』
疑いながらも華琳は一刀へと近づく
『名は…』
『北郷一刀…』
『この男の処遇はどうするのかしら?』
『私が責任をもって面倒をみるわ…それならいいでしょう、華琳』
『そう…秋蘭(しゅうらん)!』
『はっ』
呼ばれたと同時に青いチャイナ服の女性が華琳たちへと近づいてくる
『あとで、この男に部屋の用意を』
『御意』
『北郷一刀と言ったわね…まだアナタの真名を聞いていなかったわ』
『真名…?』
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