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『許した者だけが呼べれる名だ』
華蓮が一刀に近づき説明をする
『真名かぁ…俺のいた世界ではなかったから…』
『真名がない？』
『うん…しいて言えば一刀という名が真名になるのかな』
『なっ！』
その場にいた全員がざわめく
『華蓮…アナタはそうとは知らずに真名を預かったのね』
『まさか真名とは思わなかった…どうするの華琳』
『こちらだけ真名をもらうのは不公平だわ、今後は私の事は華琳と呼びなさい』
『いいのか…？』
『私がいいと言っているでしょ、ここにいる全員は一刀に真名を預けること…いいわね！』
『『御意』』
話が終わると同時に兵士が慌て部屋に入ってきた
『軍議中、失礼します！』
『なんだ!?』
華蓮が兵士に返事をする
『はっ、近くの村が賊に襲われており警備していた兵では数が足りぬとの事です！』
『また黄色い布か…？』
『はい…報告にきた兵によれば賊は全員、黄色い布を頭に巻いていたと』
『華琳！』
『聞こえているわ…すぐに出陣準備を！』
『秋蘭と共に先行させる偵察の兵を選んできます』
艶花はそういうと秋蘭と共に部屋を出ていく
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