「幸せだった日々」

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だるーい授業が終わり放課後 ー教室ー 「じゃあまた電話でね。」 「へっ?また明日じゃなく」 「戸田と,由紀の恋バナしっかり吐いてもらうからね!!」 「えっ?えっと―…―…マジ?ですか?」 すると舞は左手をピースをし頷く。 「だ,だけど…戸田とは恋バナ的まではいってないよ…」 「問答無用!じゃあ電話でね!バイバイ~」 満面の笑顔で私に手を振り去って行った 「はあっさて帰るか…」 自分の鞄を持ち 教室から出ようとすると―… 「西本っ!」 私の肩をポンッと軽く叩き声を掛けられる 私は突然の事だったので,ビックリして 振り返る。 「なっ//戸田っ」 戸田がいた。 「今日はありがとうな!お陰様で助かった。」 「別に礼を言われるほどじゃないよっ」 心:うわぁーんせっかく戸田との貴重な会話なのにっ可愛いくない態度とって 私の大バカァァァ 戸田は口元をふっと 上げると私の頭をくしゃりと撫でながら 「いやっ西本のお陰だよっ本当に助かったわ。そのお詫びに今度飯奢るなっ」 「えっ///?」 「じゃあーな」 そう言うと戸田はさっさと教室から去って行った。 「戸田のバカッ//」 小さく呟き教室から出て玄関へと向かった。 すると,遠くから誰かが走って来た。 「由紀っはぁはぁ」 「お姉ちゃんっどうしたの?そんなに慌てて何かあった?」 私はゆっくりお姉ちゃんに近づき背中を擦った。 「ごめん。まだ帰れない。後,10分ぐらいで終わるから校門で待っててくれない?終わったらすぐ行くから」 私は優しく微笑み 「もうっそんな急いで来なくても大丈夫だよ?ゆっくりおいでっ」 「だけど…」 「ほらっ早く行きな!!」 「ごめん,ありがとう」 お姉ちゃんは私に向かって大きく手を振り続けた。 しばらくしてお姉ちゃんの姿が見えなくなった後,私は静かに上靴をしまい靴を 履いた。 「よしっ校門に行こう。」 私はゆっくりと校門に向かった ー校門ー
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