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「もしも~し。」
『清ですけど、そっちに紫苑いますか?』
副会長か。
「うん~、居るよ~。今銀の塔の9階の廊下ぁ。」
早く引き取ってくれ。
『わかりました。今直ぐ行きます。』
ブチンと切れた電話に、ため息をつきつつ、電話が終わるのを待っていたてあろう転入生を見る。
「副会長が迎えに来るってぇ~。」
「清が?」
こてんと首を傾げた転入生。
可愛くねぇから。
「そぉ~。皆に迷惑かけちゃあ駄目だよぉ~?」
「は?迷惑?あたしはかけてないぞ?」
駄目だ終わってる。色々と。
「迷惑かけてるのは椿だろ?仕事しないし、学校にも来ないし。」
「あはは~。学校は行ってたんだよぉ?」
お前が来るまではな。
「じゃあなんで今は来ないんだ!?まさかいじめられてるのか!?」
「いじめられてるわけないじゃん。面倒だからだよお。」
むしろいじめられそうなのアンタだから。
「嘘だ!・・・あたしはわかるから。安心して良いんだぞ?」
・・・。
うぇっ何コイツウケる
どんだけ私をいじめられっ子にしたいんだ
哀れんだ顔やめい
哀れんだ顔されんの貴方ですよー。
..
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