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――――Side 椿―――――
一言だけ言わせて欲しい。
なんだこれ。
「やっと椿見つけたぞ!!」
いや、見つけんな。
つかそんな強く手を掴むなもげる。
廊下歩いてたら転入生につかまりました。
不愉快きわまり過ぎて逆に笑う。
「えー?みんなはどうしたのぉー?」
何故会長達が居ないんだ?
三次元からログアウトしたのか?
「椿に早く会いたいから置いてきた!」
・・・チッ!
「もぉー、後で怒られちゃうよぉ?」
「え?なんで?あたし悪い事してないぞ?」
・・・。
駄目だコイツ。
置いて行かれたら普通怒るだろ。
しかも好きな奴だしな。
常識大丈夫なんだろうか。
「ほら、学校行くぞ!!ちゃんと授業受けないと!椿はまったく仕方ないな!」
お前が来るまでちゃんと受けてたわ。
つか仕方ないなとかまじ何様だよ。
「えへー。まあねー。」
ああ、イライラするよ。イライラ。
「それでつ「♪光はかーげのー影はひかーりの♪」
前に柊が勝手に変えた着うたが鳴り響いた。
おっと俺のケータイか。
「あ、ごめんね電話ぁ。」
胸ポケットに入っていたケータイを取り出して通話ボタンを押した。
..
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