花火Summer Days

8/10
前へ
/24ページ
次へ
   ゆがんだ街並みを颯爽と走りながらそんなことを考えた。 「て言うか寝てるなら早く起きなきゃダメじゃないのか?」  祭りが始まってしまっては穴場を探すどころの騒ぎじゃない。 「でもどうやったら目が覚めるんだ?」  頬をつねるとジンジン痛む。 「夢って痛みがあるのか?」  少し不安に思えたそんなころ、街の中がなにやら騒々しくなってきた。
/24ページ

最初のコメントを投稿しよう!

19人が本棚に入れています
本棚に追加