0章  §転校生§

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    高校1年の夏 もうすぐ夏休み・・ セミが鳴いてうるさく暑い夏休みの前に転校生がやって来た そいつは黒い髪だった 「岩出志郎(いわでしろう)です。 よろしくお願いします!」 自己紹介が終わると同時に先生と生徒のみんなが拍手した 転校生は恥ずかしくなったのか顔が少し赤くなった 放課後・・ 校門を出るとそこには転校生の岩出志郎がいた 誰かを待っていたのかは分からないがとりあえず声をかけてみた 「よっ!岩出」 「!!!」 突然声をかけたからびっくりした表情をした 何で俺に声をかけてきたのみたいな顔をしている 「どうして僕なんかに声をかけたの?」 俺が思ったまんまの答えがきたからプッと笑ってしまった 「お前転校初日で友達いないだろ かわいそうだから声かけたんだよ 悪いか?」 っと言うと岩出は嬉しそうな顔した 嬉しすぎたのか少し目が潤った 「俺がこの学校での最初の友達だ 一緒に帰ろうぜ!」 「はい!!」 こうして俺達は友達になった
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