2人が本棚に入れています
本棚に追加
20**年、まだ暑いこの季節に私は一人クーラーが効いている涼しい部屋で漫画読みながら両親の帰りを待っていた。
私は宮咲 魁羅、今中1の夏休み中。
両親は寝てた私を置いて多分買い物に行ったんだろう、家にいない。
早く帰って来て、お腹空いたよ。
我慢出来ずにキッチンの棚あさってると電話が鳴ったから急いで出た。
きっと親とか友達からでしょ……。
「はい、どちら様でしょうか?」
少し声を高めにして話したら相手は即座に返事し
「こちら*****警察署の***と申しますが、宮咲魁羅さんでしょうか?」
け、警察?
私なんかしたっけ?
とりあえず返事しなきゃ……!
「あ、はい。宮咲魁羅ですが警察が何の用ですか?」
「実はですね、あなたのご両親が途中交通事故に巻き込まれて、残念ながらお亡くなりに……」
え、今何か言いました?
一瞬で頭の中が真っ白でまるで銀世界………!
「あの……、大丈夫ですか……?」
私は警察の方の声で我にかえった。
「それってお父さんとお母さんも二人共…ですか?」
「はい………。残念ながら……」
恐る恐る聞いてみると返って欲しくなかった答えが返ってきた。
最初のコメントを投稿しよう!