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「よく…、警察に捕まらなかったな」
「天才でしょ?」
「はいはい」
などと会話していると一人の女性が走って来た。
「紀美恵姉さん!着いたら魁羅ちゃん連れて来てって言ったじゃない!んで、魁羅ちゃんはどこ?」
その女性は私を探している。
「あの~、私が魁羅です」
「あら、はじめまして。可愛いお嬢ちゃんに育ったのね」
「は、はじめまして…」
「魁羅ちゃん、こいつ明日からあんたのお母さんになる南黒文恵、私の妹」
「あ、よろしくお願いしますっ!」
「よろしくね♪」
「ハハ、文恵さん、こき使い過ぎて魁羅ちゃん倒れさせないでね」
紀美恵さんの夫さんが笑いながら文恵さんに言うが、こき使うって…。
「わかってる、私はそんなに乱暴じゃないから」
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