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他人からはよく陸は我が儘だね
と言われる事が多い。
俺としては、無自覚な訳で別に
鈴くんに迷惑を掛けてるつもり
は一度もない。
「鈴くん、つまんない」
「ちょっと待って、もう少しで
洗濯干し終わるから。」
今日は珍しく早起きした俺は
ソファーに座ってテレビを眺め
無駄な時間を過ごしてた。
せっかく鈴くんと居るのだから
鈴くんと一緒に何かしたい。
朝から忙しく動いてて朝食に
掃除に洗濯も全て鈴くんがして
くれた為、俺は何もしていない
「陸、終わったよ!」
「鈴くんおつかれーっ」
俺の横に腰を下ろした鈴くん。
ぎゅっと抱きついて甘えてみる
鈴くんは嫌がる素振りも見せず
頭をポンポンと撫でてくれた
「陸、お昼どーする?」
「んー久しぶりに外で食べよ?
買い物しないと冷蔵庫もピンチ
だと思うから。」
俺の提案に賛成してくれた。
何か言って断られた事はこれま
で一度もない。
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