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「じゃーな。」
「ありがとー。ばいばーい。」
瞬ちゃんは手ぶらでわたしの部屋を出ていく。
家が近いと遊びたい時にすぐに遊べるから楽だ。
昔からずっと一緒だから、わたしにとって瞬ちゃんはお兄ちゃん的存在。
よしっ!
一人でゲームでもしよ~っと。
その後はマンガ読んで……
わたしが携帯用ゲーム機に差し込んだのは恋愛シュミレーションゲーム。
いわゆる乙女ゲームってやつ。
『俺のことだけみてよ…。俺にはお前だけなのに……。』
うっきゃーっ!!!
やばいっ!ニヤニヤするっ!!!!
もうお分かりだろうが、わたしは一般にいう『オタク』という部類に入る。
マンガ・アニメ好きだし、ゲームも大好き!
BLなんかも理解できちゃうし、声優さんも好き。
ただ、こんなわたしを知っているのは瞬ちゃんと親友の碧-ミドリ-だけ。
隠れオタクのわたしは、学校では普通の女子高生だ。
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