野呂英志

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元ショットガン刑事。愛妻家。偽装結婚。ソア×野呂。シュワちゃん。 20XX年。某国。彼は瀕死の重傷を負っていた。Q国内戦で彼は反政府ゲリラの傭兵として雇われていたのである。作戦名「金色の鷲」。政府軍の補給基地を叩いて士気を下げ、一気に攻勢に出ようとするモノだった。だが、この作戦は敵に筒抜けだった。彼は罠の張られた補給基地に突入し、数ヵ所に弾丸を受け、数少ない生き残ったゲリラ兵と共に脱出した。神の不能振りを呪いながら。 「みず……みずを…くれ…」 だが、周囲には誰もいない。チームドラゴンの様な医師団もいない。ドクターKもいない。茹る様な暑さで喉がひりつき、傷口には蠅がたかる。それを追い払う気力も無い。 「おれ……しぬのかな……」 その時だった。 全身刺青だらけの金髪の男が目の前に現われた。 神……じゃあないな。どうみても悪魔とかそういう類だ。 「おれの…たましいを…かりに…きたか……?でも…ただじゃ…くれてやらん…かわりに……たすけてくれ…」 詮無き事を。幻かもしれないのに自分は何を言ってるんだか。 だが、その幻は彼に言った。 「いいゼ。お前がオレのもの二なるならナ」 お前のモノ、か。命が助かるなら構わん。彼はそう思った。だから、無言で頷いた。 20XX年。日本。某ホテル。 「これから仕事いくのカ?」 「ああ…縄張りで跳ねてる連中がいてな。一応公共の味方な身分だ。励んでやらんとね」 「そうカ…」 ベッドで寂しそうに俯くソアを見て、彼は言った。 「だが、まだ出勤までに少々時間があるな。もう一回位出来る時間がな」 そう言って彼はソアのサオを握った。 「む、無理すんなヨ!オレは別にねだった訳ジャ…」 「お前こそ無理してるじゃないか。こんなに欲しそうにしてるくせに…」 彼はソアのサオを(ピー)する。 「な、生意気なクチ…聞きやがって……英志のくせに…っ!」 「喋り方が普通になってるぜ?ほんと…お前は変わらない…あの時からずっと…」 そして彼は立ち上がった。 「舐めてくれないか?たまには桃恵に、と思ってるんだがな。コイツはお前に咥えて欲しがってるらしい」 「な…何で俺が…」 「頼むよ、ソア」 「ったく…そんな目で見んなよ…」 こうして出勤までの時間、身体を重ねる二人だった。 アレ?ショットガンは?
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