桂浜巴(かつらはまともえ)

2/2
前へ
/30ページ
次へ
元刑事。巨乳。眼鏡。ギャンブラー。 実家のうどん屋を継ぐのが心底嫌で逃げる様に大学に進学を果たす。そこでヘタレながらも人当たりの良いマニアックな先輩に出会う。話も合い、こりゃ将来彼と結婚…なんて考えていたが、心をガタガタに揺さぶられた挙句、結局何も進展が無く、二人は別れる事となる。余りの彼のヘタレ振りに失望し、自暴自棄となった彼女はやがて見た目だけはいい屑男と同棲する。 成り行きで結ばれた関係が上手くいく訳も無く、やがて男が犯罪に手を染めると警察に通報し、関係を御破算にする。その辺りから極度の男性不信になり、警察学校を卒業し、県警に配属された辺りから「鋼鉄の処女(アイアンメイデン)」と呼ばれる事になる。 処女じゃないのに。 途中、後輩の刑事が度々ナンパしてくるも、闘牛士の様にそれを躱し続ける。 そしてある日。叔父夫婦の策略により、お見合いをする事になり、あのヘタレニートと再会する事となる。 「アンタどの面下げてアタシの前に出てきたのさ!ゴルアッ!」 そういいながらも、久しく使用してなくて蜘蛛の巣の張った彼女の股間は湿ってきていた。 食いたい。無性に食いたい。だって勇次郎様も強くなりたきゃ食らえっていってたもん! 何処から方向を誤ったのか。彼女は数々の出来事を経て、隠れびっちキャラに変貌していたのだった。 自分の剣幕に怯える先輩の姿を見て、嗜虐性を刺激される巴。 「アンタの尻は誰のモノ?」 「巴姐さんっす!」 「アンタのタマは誰が握ってる?」 「巴姐さんっす!」 こうして完全に先輩を尻に敷いた彼女があれ程嫌っていたうどん屋を継いだかどうかは神のみぞ知る。
/30ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加