恋し焦がれしストーカー

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しばらく商店街を抜けるために大通りを歩いていた。 ふと気づくと数メートル先に今では珍しい電話ボックスがあった。 「…………!!!」 電話ボックスの前に誰か居たため思わず息を飲んだ。 電話ボックスの明かりにボンヤリと照らされる人影は酷く不気味であった。 『見てはダメ……見てはダメ。』 そうお経のように心の中で呟きながら電話ボックスを通り過ぎようとした。
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