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……な、ナニコレ。
着替えを終え、リビングに出た私は、目の前に広がる光景にしばらく動く事が出来なかった。
ここ、本当に私達の家だよね?
床に転がる大量の酒缶とゴミ。
そして辺りに脱ぎ散らかされている衣服。
そして死んだように眠っている威空と……藤川さん。
更に言うと、部屋中がお酒臭い。
「凄いだろ。」
顔をひきつらせる私に、ミネラルウォーターのペットボトルを片手にした陸兄がキッチンから顔を覗かせた。
「なんでこんな事に……
っていうか、誰がこれを片付けるの?」
「そんなの威空にやらせろよ。
それよりほら、俺、時間ないから。」
そう言ってクイッと顎でお風呂場の方を指すと陸兄はペットボトルに口をつけた。
……はいはい。
お風呂の用意、しろって事ね。
私は不貞腐れながらもお風呂場へと向かった。
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