修行と鍛錬

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『うりゃぁぁあッッ!!!!』 力一杯刃に重さを込め、ぶつける。 すると意図も簡単に相手の手から刀が離れ、地面に落下した。 「なッ!!!! このクソガキッ!!」 それに対抗して、脇差しを此方に振りかざす。 こうか? クソ、やり方わかんないし!! 我ながら、無茶し過ぎだしょw 僕はそれを避け、懐に峰打ちを打つ。 「~~~ッッ!」 声にも成らない叫びを上げ、男は倒れた。 『………ふぅ、お姉さん大丈夫?』 後ろを振り返ると、その女の子が慌ててお礼をしてくれる。 「……あ、あっありがとう御座いましたっ!! お怪我は…?」 心底心配なのか、目を潤まして質問してくる。 『あ、全然平気。 怪我とは縁が遠いから^^』 「おい、坊主ッ!!!!」 『あ、さっきのお侍さん。(誰が坊主だ)』 優しそうな顔の眉間に皺を寄せ、こちらへ走ってくる。 「お前っ、走んの早ぇよ! てか、坊主剣持てたのか?」 『はい、ちょっと重いけど。 多分傷付いて無いと思うんで、お返しします。ありがとです。(だから坊主って言うなよ)』 鞘に刀をしまい、投げつける。 「い"ッ!? お前何で投げつけるんだよ!!」 涙目の彼に、僕は怖いぐらいの笑顔で答える。 『ガキ扱いしてんじゃねぇよッ☆』 「あの……ッ?」 大きな目を潤ませ、困っている女の子。 『あ、ごめんね』 眉を下げ、困ったように苦笑い。 『じゃあお侍さん方、この男と此方のお嬢さま宜しくです。 知り合いとはぐれちったから待ち合わせたいんで、さいならッww』 色々と押し付けて、とりあえず僕は逃げた。 . . .
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