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海に着いて、まず、ボールに空気を入れた。 みんなでビーチボールをして、はしゃいだ。 しばらくすると、山Pが力余って、ボールを飛ばしてしまった。 『ごめ-ん。』 『俺、取ってくる。』 俺はそう言って、ボールを探した。 しばらく探すと、ボールを見つけた。 『あった。』 俺はボールを取って、正面を見ると、堤防に座り込む男の子が見えた。 『何、やってんだろ。』 そう思っていると、声を掛けられ、気になったがみんなの元に戻った。 それからは、皆で海に足をつけた。 『きもち-。』 俺はピチャピチャと遊んだ。 『かめ。』 そう言われて振り向くと、水をかけられた。 『もう、亮チャン。』 それからは、誰ふり構わずに、水をかけ合った。 『そろそろ、お腹空かない??』 『そうだね。』 そう言って、俺らは海から出て、みんなでお弁当を食べた。 そして、皆で砂浜に寝転がった。 『来てよかったな。』 ヒロがそう呟いて、起き上がった。 『こんな風に遊ぶ機会、もうないかもしれないし。』 『そうだね。』 俺はそう言って起き上がった。 『さ、そろそろ帰るか。』 仁の一言に俺らは立ち上がり、歩き出した。
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