一章『気になるあの子』

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「なぁ、打矢、武田倒れたけど...監督とか周りの先輩とかすっげー冷静だったな」 ...教室が同じ打矢に聞く。 「たしかに冷静だったよな...やっぱりあの部活おかしいんだよ」 「俺も一度そうおもった...でも、俺の食生活よくよく考えてみたら、朝は、コンビニのおにぎりだけ、昼は、食わねぇ~こともあるし、食うとしたら購買の唐揚げ弁当だろ...夜は、いつも遅いから食べないでそのまま寝るし....やっぱ、自分自身の食生活にも問題があるよな......武田のおかげで気づいたよ.....あいつには感謝しないとな」 「そうだな、言われてみりゃ俺もたいしたもん食ってねぇ~なぁ......食生活きおつけてみっかぁー」 「そうだな、じゃ帰っかぁ~」 ...俺達は、教室を出てもうすっかり暗くなった夜道を自転車に乗り、駅を目指した。 ______翌日の部活・・・ 「う~す」 俺は、いつものように第二体育館に入る。 ...と、いつも監督が座る机の上に巨大な袋が置いてある。 文字は、英語の細かいのがビッシリで読めたもんじゃない。
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