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そうこうしているうちに駅に着いた。
...と同時に電車が来る。
俺は、始発に乗り込む.......
___一つ目の駅通過___二つ目の駅通過___三つ目、四、五、六つ目の駅......来た!!
...俺の気になるあの子は、六っつ目の駅でいつも一人で乗り込む。
制服から見るに、隣の晴華高校の制服だ。
その子は、耳にイヤホンを付けて、いつも何かの本を読んでいる。
....俺の視線は、俺の斜め前に座っているあの子に行ってしまうが、目が合いそうになるとそむける..の繰り返しである...話かけてみたいが、自分にそんな勇気はない。
____とうとう電車は、目的の駅に着いてしまう。
今日もあの子と会えてよかった。
俺は、毎日素直にそう思う...またこれが始発に乗る楽しみでもある。
...駅について、そんなことを思いながら自転車小屋に向かう。
俺の自転車は、そこに置いてある。
みんな、二、三人のグループを作り、自転車に乗り登校しているが、俺は、入学したてでこっちに友達もいないので、一人だ。
___そして、高校手前のコンビニで朝食を買う。
______7時35分咲崎南工業高校 通称(咲南)
に到着する。
一年棟は、三階
二年棟は、二階
三年棟は、一階
と言うようになっており、プールは屋上に設置されている。
この工業高校には、4つの科がある...機械科、電気科、工業化学科、建築科...俺は、工業化学科だが、工業化学科は、毎週水曜日と金曜日が実習の日といって、それぞれの専門教科を学ぶ。
周りを海に囲まれた沿岸沿いの高校だ。
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